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正確には『濡れ手で粟』 --- 手を濡らし、より多くの粟粒を得る合理的手法 --- 工夫をするという点で『棚ボタ』とは一線を画す --- 現在長考中(笑)につき記事UP中断中 --- でも、コメレスはキッチリ致しますので、古い記事でも何度でも、コメント、トラバ、お待ちしてます
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2017/06/23 (Fri) 10:47:59
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2008/09/01 (Mon) 22:01:59
考えさせられる話を聞いた。
幸せってなんだろ。
---
施設のドアを開けると、そこに、ベッドの上に半身を起こして窓の外を眺める少女がいた。
その少女は先天的に知的障害を背負って産まれ、それは、この部屋にいる最たる理由でもあった。
それは、両親の離婚と父親の音信不通をももたらし、生活費を稼ぐために母親との別居も強いられる事にもなった。

この不況の中、親子二人が生きるためには、母親は独身前から続けていたフルタイムでの仕事を辞めずることはできず、また、自宅から遠く離れた病院故に、毎日母親と会うことも叶わない少女の唯一の楽しみは、母親との電話での会話だった。
身振り手振りが通じない少女の少ない語彙に合わせた電話はしかし、離れた母子の絆を深めるのには充分であった。

ようやく電話の掛け方を少女に教えた施設の職員たちも、その楽しそうな姿を見ては癒されるようになったが、それだけが彼らの仕事ではない。
一般人と同じまでには期待できないにしても、極力自分の力だけで生きることができるようになるまでサポートする必要がある。

少女に対する数々のトレーニングの中で、職員たちが最も重要視したのが、お金の計算であった。
これが間違いなくできるようになれば、仕事につくことも可能なのだ。

しかし、少女には、金額的な価値である数値の大小が分からないのであった。
数は数えられるが、計算はできない。数の大きいほうが効果である、という概念も理解できないようだった。

それでも職員たちは必死で教え、数日後、硬貨の種類を覚えさせるに至った。

ある日、職員たちは少女の目の前に硬貨を並べ、こう聞いた。

「この中で、一番大切なのはどれかな」

「・・・」

しばらく少女は考えて、10円玉を指差した。

「うーん、これは10円だね。でも、これよりもこの50円のほうが大切なんだよ」

「うん?」

いまいち理解できないようだったが、職員は毎日毎日根気良く教えつづけた。
しかし、いくらやっても、同じ質問への答えは10円玉だった。

「もうだめかな」

「うーん、どうしても10円になってしまいますね」

「なぜか聞いてみましょうか」

「答えられますかね?」

「色がきれいとか、そんな程度じゃないですか」

そんな職員たちの会話の後、少女に聞いてみた。
と、少女はこういった。

「このお金でお母さんとお話ができるの。だから一番大切なの」

これを聞いた職員たちは、自分の認識の甘さに気付いた。
そして、職員の誰かが、ボソッと言った。

「どっちが知恵遅れだ・・・」
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